SPECIAL 園むすびプロジェクトの想い 2019.08.12 「遊びに来た人がいつの間にか仲良しになっちゃう公園」 たくさんのちびっこやパパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、み~んなに愛される公園をつくるにはどうしたらいいんだろう。 イベントのときだけ人が集まる・・・そんな公園じゃなくて。もっと身近に感じてもらって、それぞれに、自分なりの楽しみ方を見つけてもらえるような、そんな公園。 日本一ちっちゃな村・富山県舟橋村にあるオレンジパークふなはし(京坪川河川公園)。犬の散歩くらいしか見かけない、誰もいない公園。 ココをイチからつくり直そうと立ち上がったのは、村の子どもたちと造園屋さんでした。 彼らがタッグを組んで、何度も「会議」を重ね、“これだ!“とたどり着いたのは、「遊びに来た人が、いつの間にか仲良しになっちゃう公園」。 これが、わたしたちの公園づくりの揺るぎないテーマになっています。 公園づくりの中心を担う小学生は、『こども公園部長』と『KKB48(女子こども公園部長)』。 「遊び」も「仕事」も思いっきり楽しもう!と目を輝かせているのがとても印象的なんです。 そんな こどもたちと造園屋さんが目指すのは、“公園をまんなかにいろんな縁をむすぶ”こと。 この目標のもと、『園むすびプロジェクト』は誕生しました。 地域のおじいちゃん、おばあちゃん、パパ、ママ、いろんな世代の大人や子どもはもちろん、自治体や、こども園、企業、NPO団体など、みんなと力を合わせて、「みんなの場所を、みんなで育てる」活動を繰り広げています。 園むすびプロジェクトの大きな願いは、舟橋村を好きと言ってくれる人が増え、舟橋村に住んでくれる人を増やすこと。 公園の環境や公園に集う人々のあたたかいコミュニティが子育てに大きな意味をもつことを、わたしたちがこの場所で表現できたらいいなと思っています。 それが叶ったときには、きっと舟橋村のみんなはイキイキと自分らしく輝いている。そんな村の姿を思い浮かべながら、プロジェクトを進めています。 そして、ゆくゆくは、この小さな社会のようなあたたかいモデルを、いろんな地域に広げていくこともできるんじゃないかと考えています。 そうなれば、今ある人口減少、少子高齢化などの地域課題は、少しずつ和らいでいくんじゃないか、そう感じているんです。 これからの時代に合った地域づくりを、園むすびプロジェクトは公園を通して進めていきます。 園むすびプロジェクトは、造園屋さんとママスタッフ、そして未来そのものである子どもたちが中心となって、まわりのみんなを巻き込みながら、みんなの場所を、みんなで育て続けていきます。 今、これを読んでくださっているあなたも、ぜひ、いっしょに、園むすびプロジェクトを楽しみませんか?応援、よろしくお願いします! 日本一ちっちゃな村 富山県舟橋村 「日本一ちっちゃな村」は、日本一「こどもだらけの村」。面積が3.47平方キロメートルのこの「日本で最も面積の小さな自治体」には約3,000人の村民が住んでいます。『地方の小さな村といえば・・・過疎化と高齢化が深刻では?』と想像するかもしれませんが、2010年の国勢調査で「日本一、年少人口割合が高い自治体」だとわかりました。 でも、「日本一こどもだらけの村」と安心はしていられません。舟橋村にもやがて、少子高齢化の波は訪れます。だから、今から手を打たなければ未来はない、と村は早々に人口減少問題に着手しました。そして、「子育て共助のまちづくり」に取り組んでいます。 舟橋村ってこんなところ 舟橋村の地方創生 園むすび代表のメッセージ 造園屋の仕事を想像して下さい。 お庭の剪定や公園の草刈りをはじめ、公園を作ることも造園屋の仕事です。 きれいな公園を作り、きれいに管理する―― これが造園屋の仕事でした。 舟橋村さんとお仕事一緒にさせて頂くようになり、 「公園はただきれいにしておくだけではダメですよ。 地域の皆さんに使ってもらうのはもちろん、 地域の皆さんの悩みを聞き、愛される場所にしていきましょう。」 そして誕生したのが、 『 園むすびプロジェクト 』 目指す公園が本当にできるのか、プロジェクトが誕生して間もないころは、真っ暗な中を手探りで進むような毎日でした。 村の子育て支援センターさん・センターに訪れる子育てママさん達、 利用者数が多いことで有名な村の図書館さん 園むすびのママスタッフのメンバー そして最大の味方・小学生が務める「こども公園部長・KKB48」のみんな 保護者の皆様方との出会い 園むすびプロジェクトは多くの方々に「愛される」取り組みになりました。 プロジェクトの目的はイベントで人を集める事ではありません。 この公園があるから「安心だ」、 こんな公園があるから「きっとここは住みやすい場所だ」 そして「子育てしやすいのでは――」と期待感を生み、口コミで広がっていくこと それを目標としています。 『 地域にとって必要な存在になっていかないといけない 』 私にとって『 園むすび 』は造園の将来を開くお仕事となっています。 そして公園の主役は『 公園を使ってくれる皆さん 』です 有限会社 金岡造園 株式会社 柴崎農園 株式会社 福田園 造園業者と子供たちがつくる、公園コミュニティ「舟橋村園むすびプロジェクト」(インタビュー記事)